2017年04月02日

スタンプじゃーんに関する雑談

スタージャンのLINEスタンプが発売になりました


IMG_9278.jpgLINEのスタンプショップで、クリエイターズスタンプをスタージャンで検索!して2個出てくるうちのネクラーじゃない方。
ご覧になって気づかれた方もあるかもしれませんが、絵はすべて私(菊弥丸)が描いています。
というより、スタンプ作りたいから描いていいかスタージャンプロジェクトにお伺いを立てて、いいよということだったので描きました。
言葉の案は、見聞ショーに来ている友達と前からこんなスタンプがほしいと話していたもののメモとか、新しく出してもらったものとかを参考にしています。
上から言われてこういうラインナップになったわけじゃないので、いろんな偏りは、ほぼ私(たち)のせいです。「ほぼ」の内容は後で書く。

※今回絵の著作権自体は留保しており、私が使ってよいことにしていただいてます。
キャラクターの権利はスタージャンプロジェクトに帰属します。
LINEスタンプに関する権利はLINEの規約に則ります。


以前からスタンプほしいねという意見は出ておりましたし、スタラジ(ツイキャス)のナマ配信でもスタンプ作ろうよって盛り上がってたと思うんですが、作るには誰かが描かなきゃいけません。
40個(+2個)の絵を描かなければならないというハードルが高くてなあ。
あんとき…去年の2回目の上映会の前のキャスでしたかねえ。ファンにちょっとずつ描いてもらおうよって話が出てました。
しかし、公式のほうで、じゃあ募集しましょうって本気で募集をやってくれるってふうには現実にはならなかったのやー。
その場で盛り上がっても現実になることはなかなかないんですよ。そこに割く余力はなさそう。
もっとずっと大切なことがいっぱいあったしな。

仲間内では、有志で描いて持ち込もうってな案も、その前からありました。みんなで5個ずつ描けば……とかね。でも、ジャストアイディアじゃできないんだね。
そんなに強固な繋がりでも、仕事でもないですから、全員の自主性に任せる的なことになりますやん。すすみませんよね。それ。

公式が引っ張ってくれない限りは難しい。もしくは、ひとりでガンガンやるか。

実のところ私はLINEを使っていませんので、スタンプに関してそんなに情熱はない。
あとね、やるんだったら、それ(イラストとか)でメシを食ってる人にお金を流してほしいのねん。

ですけど、EP2が終わって、映画が…いつ公開されるのかわからんけども…なんかまあ、区切りがつきそうじゃないですか。だけど見聞(ショー)もないわ、グッズもできないわ、はて、これは……やりたいことは、やっておいたほうがいいかしら?とか思ったのは、年末年始にブログに書いたとおりです。
そのグッズの話のところで、WORDの文書の話を書きましたが、企画という形で(※まだ出してないけどな)具体的にこんなグッズをつくってほしい、原価は幾らでできるよみたいなことを書いてたら、あれ?いちばん実現に近いのはスタンプなんと違う?って思ったのね。
ちょいちょい自作の図形の描いてあるグッズを披露すると、若い子たちは感心したあとで、シールがほしい、スタンプがほしい、と言う。ほしいんだね。やっぱ。
シールを描くのは難しくない。しかしブツができるってことは、試作を作ったり、在庫を抱えたりしなきゃいけない。それはプロジェクトでやってもらわなきゃいけない。お願いしづらい。
でもLINEスタンプは、ブツの印刷とか要らないんですよ。
そして、実現に持っていった実例がある。ネクラーのスタンプ。…今回のスタンプは第二弾となっていますが、第一弾っていうのがあってね。ネクラー。
なぜネクラーか? あれはファンの方がひとりの情熱で描き上げてリリースにもっていったらしいんですわ。ま、よくは知らない。お会いしたことありますけど、おだやかな方です。かわいい絵柄でね。ネクラー。40個。すげー。
その40個の壁も、最近は8個からいけるようになったらしい。8個はさすがに少ないけど16個くらいなら描く気になるかな。
加えて…というよりは、主たるきっかけになったのが、2月3月はほぼ見聞がなかったこと。
外から与えられないときはみずから作るに限る。

作る話をします


えー、まず、LINEのアカウントを作るところからー。ひどかろ?ほんとにLINE使ってなかったんだぜ。
今回申請するのはスタージャンの事務所で自分じゃないからアカウントは要らないんですが、シミュレータを使ったり、スタンプの使い方の基本的なところを見るためにとりあえずLINEに入れないのは論外なので入会します。(ちなみに電話番号と繋げてないので私の電話を知っててもつながらないと思います。)
そして、審査基準でサイズとかを調べて、ほかのヒーローのスタンプを見たりしながら描き始めました。
会社から帰って1日1個のペースで描いて…1個描くのに3時間くらいすか。手直しにも時間取ってるので、1個4時間くらいすかねえ。夜更かしして昼間眠い。
描いているうちに慣れてくるから、透過ミスとか線がきたないとかデッサンが狂ってるとかいろいろ直したくはなりますから、手戻りがたくさんある。
思い込みで描いてたら、あ、タイガジャンの模様が全部違うーって、全部書き直したりしてました。

ツールは、描くのにCLIP STUDIO PAINT(略してクリスタ)。
ほかでそのまま使えるという意味では Illustrator がいいのだけど、絵を描くという手順ではなくて、線を置いていくような感じになって、私にはなじめません。
クリスタは、漫画を描くためのソフトなので、絵を描けばいいので私には合っています。制御点の編集もまあまあ簡単。

aa.jpg最初のアタリ。描くというよりは、塗って、削って形を作る感じ。
水色っぽくしてるのは、漫画のときのなごりですね。白黒の印刷に出ない色だから水色や薄い黄色で描く。
デジタルの場合、下書きのレイヤーを印刷しないように隠せばいいだけなので何色でもいいんですが、気分のモンダイです。


a.jpgシルエットの上に下書きをします。
試行錯誤の末 300 x 350 (LINEスタンプの最大サイズ320 x 370から、最低必要とされる4方向の余白10pixelを削ったもの) の4倍のサイズで描くことにしました。
1200 x 1400。もう、全部そのサイズで描く。このくらいあれば、あとで印刷物に再利用する場合でもどうにかなるでしょう。


clista.jpg主線はベクターで補正を強めにしてなめらかな線にしています。(おおざっぱにいうとベクターは線、ラスターは絵というか塗りというか。)
あと使う色を大体決めてパレットに置いて。サブビューで参考の画像を見ながら描けるっていうのを今回知りました。
写実的な寸で絵を描いてしまいがちなので、頭だけ大きくしたり、少し俯瞰になるように脚のほうを小さくしたりといった手直しもしています。
そのまま描ける力があればいいのですけどね。今回は売り物ですから自分の味を消して見た目を綺麗に、です。デジタル便利。
光ちゃんの服や、学ちゃんのインナーの柄はスクリーントーンです。
スクリーントーンっていうのは、本来は透き通ったフィルムに柄が印刷してあって好きな形に切り抜いて貼るものです。そのままだとあんまりつかないけど、こするとちゃんと貼れるような糊のついたシールですね。この切れっ端が足の裏についてる。そのままおふろに入るとお湯に浮いてるなんてのが漫画描きあるあるだったわけです。
デジタルの場合は選択した範囲の中を柄で塗りつぶす感じになります。


byebyeこれをPhotoshopの形式(PSD)にして書き出して、320x370のPhotoshop形式のイメージ上に配置。
審査基準に照らして、10pixelの余白をとらないといけないので、その余白の中に絵を配置します。今回はぴったり25%の縮小になるように調整するとよいサイズにしてあります。
用紙(背景)は非表示にします。グレーと白の市松模様が見えていればオッケーです。この手のソフトを使う人には普通の文化なのですが、この市松模様が見えているところは「すけすけ」を表しています。この部分が白に見えていたら、LINEの画面上でも白に見えます。四角いスタンプになっちゃいますね。それ以前に多分審査に落ちます。
文字配置はPhotoshopで実施。
文字の色は黒、レイヤー効果で白い境界線とドロップシャドウをつけています。文字の下の方にもやっと影みたいなのが付くように。こうすると少し浮いて見えます。
絵はドロップシャドウなしで、白い境界線をつけています。これで背景が真っ黒でも区切りがわかって大丈夫。
ちなみにレンガットのやつだけ、絵にもドロップシャドウをつけています。なんとなく影がほしかったから(笑)。


ここでPNGに直接出力する場合は、「書き出し形式…」で、出力形式をPNGにして出力してしまいます。
背景を透き通らせるのでJPEGではだめなんよ。PNGという形式にします。
しかし、これですと、並び順を考えて、その番号通りのファイル名にするのが大変ッて途中で気づきまして、方針変更。

il1.jpg最終出力のためにIllustratorのアートワークのテンプレートを使うことにしました。Illustrator持ってる人はお試しください。
Adobe公式のこの記事のやつです。記事の説明は無視してください。テンプレートだけ使います。
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/how-to/create-line-stamp.html
これの枠内に、先ほど作ったPhotoshopのファイルを配置します。


il3.jpg書き出すときは guideというレイヤーを非表示にしてから
書き出し形式…⇒「スクリーン用に出力」で
アートワークを出力するとファイル名までつけてくれるので便利。
それをひとつのフォルダに入れてZIPファイルにすれば、申請できるセットの出来上がりです。


LINEでどう見えるのかの確認にはLINEクリエイターズマーケットの公式のLINEスタンプシミュレータと
iPhoneの”ShuttleSticker” と “StampGen"というツールを使いました。
できてないスタンプだからね。LINEで見てみるってわけにはいかない。それができるクリエイター用のツールを用意してくれたらいいのにねえ。
ちょっと比較をして見ましょうか。完全に同じので比較するのがいいに決まってるんですけど、いいかげんでごめん。

IMG_9288.jpgこれがLINEで使ったときの「ちょっとまつじゃん」。4月1日にキャプチャしたので、桜が散ってますけどそこは気にしないでw。


IMG_9289.jpgこれがSuttleSticker。このツールは、本当は手描きの絵を取り込んで、LINEに申請する形式にもっていくまでの一連をやるためのツールです。手描き派の方におすすめ。
出力するところはアプリ内課金になります。
今回、私のやり方はソフトに金がかかっておりますが、パソコンのソフトに金かけたくないという方は、一から十までこのアプリでできるのでどぞ。
私は、手描きの取り込みはやらないので、PNGまで作ったところで、イメージを取り込んでみて、サイズがオッケーか、綺麗に透過してるかなどを見るのに使いました。
プレビューは、出来上がりイメージよりでかい気がするけどそうでもない?。


IMG_9292.jpgStampGen 。プレビューのためのアプリかと思います。左右で会話している感じの確認に。イメージがちょっとちいさいかなあ?


linesimu.jpgLINEスタンプシミュレータ
PCで使うものです。公式ですこれが実物と違ったらまずいんで、まあ信用していいのかなと思いますが…あれ?だいぶ違う?
これはきっとこういう幅のスマホで見ればこうなるということよね。
画面サイズごとのプレビューがあるといいのに。


中味のこととか、申請とか


4,5個描いたところで、冒頭に書いたようにスタージャンさんのプロジェクトにお伺いを立てました。
見本がないとあっちも感じが分からないだろうと思ったから。こんなの描いてスタンプを作りたいけどいいですか?できたらそちらにあげますって。
プロジェクト…というのは問い合わせ先と思っていただいて、当たらずとも遠からじです。以前に要望とかでやりとりをしたことがあったのでそこに連絡しました。
最初は仮面だけで描こうと思ってました。権利がスタージャンプロジェクトにあることがはっきりしているからです。しかし他の企画もありそうなことを聞いたので、であれば内容がかぶらない可能性の高いものをと思い、人物を増やしますと言ったら、喜んでもらえそうだったのでそうすることにしました。
ただ、ひととおりできたところで、絵なのでいいかもしれないども、肖像権に厳しい事務所もあるので、通るかどうか全くわからないといわれたものが1つだけありました。
差しつかえないかどうかを外部で判断してまで使ってもらうと時間がかかると思ったので、差しかえました。
最初に書いた「ほぼ」以外の部分はこれだけ。ほかは申請前段階でのリジェクトは無しです。
ただ、これを言われたんで、ああ、他の団体に所属してる人はむずかしいかもしれん、と思って追加のキャラはトライしなかったりしています。
もし、次期作があるとして、その入れなかった人たちを狙うんだとすれば、企画のところからそれを伝えてクリアしてもらわないといけないかもですねえ。
どうなのかなあ。

image006.jpgんで、描いていいよのGOが出てから、たまたま見聞のない日に代わりに遊びにいったときのお友達のみなさんにお知らせして、案出しを手伝ってもらいました。
最初に、アイディアだけできたら、こういうざっくりなのを描いてため込んでたんだけど是非描きたかったのが遅刻。
やたら遅刻と迷子と待ち合わせが多いですが、学くんの遅刻が彼をスタージャンにしたわけで、スタージャンと遅刻の関わりは深い。スタージャンの1日は基本、おはよう-乾杯-おやすみ-遅刻である…。そう思っていただいてもかまわない。(構うよ)
キャラクターが想起させる遅刻と、実際の利用シーンが合うんでしょうね。自分が描きたかったのに加えて、お友達から、待ち合わせゴメン系のアイディアがいくつか出てきて、待ってるネタばっかりになってしまいました済みません。バランス悪いとは思ったんだけど、描いちゃったから入れてしまった。
あと、リアルな話なのですが、スタージャンさん達が見聞に出かけるケアプラザや地区センターといった施設は、住宅街の中にあったりしまして、
ごめんごめん、うちちょっとわかりにくいんだわ(テヘペロ)みたいなところに都度都度初めて行くことになるので、
私たちも、ショーを待ってるけど、友達みんな来ねえな、ぎりぎりかな、始まっちゃうよと思ってたら「迷子なう」の連絡が来たりよくある。
学ちゃんもよく迷子ツイートをしていて……その実体は、俳優の関根さんが迷子になってるんですが……
一応不動の迷子キャラとしてニックがいるので、迷子はニックにやらせました。
「どこー」とかもかきたかったのですが、
むむむむり。もうたべられないよむにゃむにゃ。
24個描いたところでもう、きっつい。これをあと一ヶ月続けるとかムリと判断してそこでやめました。


32_yaiba.jpgマニアックなネタは、はずしたのもあります。使いやすさとか関係ない(キリッ)な内容で、あと1セットできるくらいのネタはありますが、どの人物を描いていいのかモンダイとかクリアしないとむずかしっかなーと思っている。ヤイバなんだっ。
(あと、しばらく描かなくていい。疲れた。)


il2.jpg並べ方は、上の方に使いやすそうなのを並べるとよかろうというアドバイスをもらったので、そんな感じにしました。
(で、そのようにならべて、先に書いたIllustratorのテンプレートに配置して出力、ということになります。)
あと、スタンプ自体の絵の他に、タイトル画と、タブの絵が要る。
それは余白無しでいいと、WEBでみんなが書いていたようだったので、あまり気にしませんでした。結果的にそれで審査通ったのでオッケーだと思います。
タブの絵はちょっと失敗したよね。ちいちゃいからさ、具合がわかんなくて。なんか、へちゃむくれてるよねw


審査に引っかかりそうな内容は入れないようにしました。
スタージャンはスケベ要素はないので(きっぱり)、これはまったく懸念無しですね。
暴力表現。ドラゴンスターパンチを念のため我慢しました。誰かを殴っていなければ大丈夫そうだと思ったんだけど、気まぐれで落とされてもいやですからね。
1個だけ、乾杯は入れた。未成年の飲酒を助長するんでなければ大丈夫…のはずだがちょっと不安だった。が、通りました。

sinseigamen.jpg申請はスタージャンさんの事務所にやってもらったんでわかんねー。
タイトルと、紹介文が必要です。
タイトルは決めていいっていわれたから、最初が「ネクラーだよん」だったから「スタージャンじゃん」にした(笑)。
そんでね、英語も決めなきゃいけないんですよ。おまかせしました。担当の人が英語得意なんだ。
で、たぶん10日くらいで通りました。はっやいよね。
余白やファイル名はキッチリ守ったから形式要件はオッケーだったと思う。数も多くなかった。
あと、キャラクターの権利はスタージャンのプロジェクトがもってるから、それをウェブサイトとかで示せばオッケー。
それにしても、ゆるくなったんですかねえ?合理化して速くなったというべきなのか。
以前は通らなかったようなものも通るようになっているらしいです。


おかねのはなし


ボランティアで描きました。これは、あまりよくない。しかし仕方ない。この場合描かなければ誰かに発注されるとかそういうことはまずないので、それを期待するのは絵に描いた餅以下。実現するには描くしかない。←これは原稿料の話ね。他の人がどうしてるかは知らない。私がそうしたという話です。そして私がもしプロであったらそういうことはできない。していないと思います。

で、プロジェクトの方からは、売れたら私にも配当をとお言葉をいただきましたが、私の分はスタージャンプロジェクトに入れてくださいとお願いしました。
これは、個人としてスタージャンを支援する意味でそうさせてもらいました。なので、買ってくれたら私の取り分だった分もスタージャンに入るよん。

ここで、クリエイターズスタンプの分配の仕組みについて。
原文は「LINE Creators Market利用規約 」に記載されております。https://creator.line.me/ja/terms/
お客さんがLINEスタンプに払ったお金が全部売り主に入るわけじゃないのだ。
売上げの7割×50% だから、120円×0.7×0.5 = 42円 デス。コンナモンなのよ。(これを山分けにしても虚しいでしょう?)
そして、この積み上げが1000円になると、はじめて支払ってもらえます。
⇒42円が1000円になるには?
 1000 ÷ 42 = 23 あまり34 。つまり24個以上売れないと1円も送金されないんですけど、かつ、ここから振込手数料とか引かれますからね。
労力に対してみあう実入りを得るには何千って数をさばけるところじゃなきゃだめってことですね。

しかし、みんながすごくはしゃいでくれたんで…とくに学ちゃんと関根さんがはしゃいでくれたから、うれしいです。結局そういうことなんやw。
みんなが使えるものが公式から出る。そういうのも嬉しい。
というわけで、お手にとっていただけましたら、わいわい…じゃなくて幸いです。
おやすみじゃん。(絵略w)
タグ:雑記
posted by 菊弥丸 at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 補足
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